DHTホルモンとAGAの因果関係

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DHTホルモンとAGAの因果関係

ヘアサイクル

AGA(Androgenetic Alopeciaの略語)は男性型脱毛症と訳されています。直訳だと男性ホルモン型脱毛症となり、原因がある程度特定されていますが、一般的には成長期を終えた男性が額の髪の生え際や頭頂部、または両方同時に、徐々に薄くなっていく症状の事です。

 

その原因は、既に他でもお話したDHT(dihydrotestosterone ジヒドロテストステロン)という男性ホルモンの一種です。では、AGAとDHTにはどんな因果関係があるのでしょうか。

 

DHTとAGAの因果関係について

 

まず男性ホルモンであるテストステロンが5αリダクターゼという酵素によりDHTに変換されます。そのDHTが毛乳頭に作用して毛髪の成長を阻害し、AGAを引き起こすという因果関係が知られています。

 

5αリダクターゼは陰茎や前立腺、毛穴に存在しますが、薄毛を引き起こす毛穴の5αリダクターゼは2種類あります。まず毛穴の中の皮脂腺に多く存在するT型5αリダクターゼ、そして毛穴の奥の毛乳頭に多く存在するのがU型5αリダクターゼです。

 

毛乳頭は毛の最も奥の膨らんだ部分にあり、毛細血管から栄養を取り込んで髪の発生や成長を司る働きがあります。

 

AGAは、このU型5αリダクターゼとの関わりが深く、U型5αリダクターゼ自体も薄毛が目立ちやすい前頭部や頭頂部分の毛乳頭細胞でテストステロンと結びついてDHTを発生しやすいといわれています。

 

DHTは毛乳頭の外側の毛包を萎縮させて活動を緩やかに停止させて、通常は2年から6年ある毛の成長期を数ヶ月から1年に短縮させます。成長期の毛は全毛髪の85%を占めるので薄毛状態となるわけです。

 

DHTとAGAの因果関係に影響を及ぼす要因

 

5αリダクターゼ酵素の量やテストステロンとの結びつきやすさは、性別や遺伝、年齢の他、睡眠不足やストレス、喫煙習慣等の違いにより変わってきます

 

また、DHTが毛乳頭のアンドロゲンレセプター(男性ホルモン受容体)と結合して脱毛を促す因子を発生させる感受性の強弱も遺伝により異なります。このようにDHTとAGAの因果関係には遺伝や生活環境などが深く関係している事が知られています。